「小さな宇宙と、大きな未来と」
マクロレンズを常用している。
カフェでテーブルフォトを撮るのにも有効な上、ポートレートレンズとしてもとても秀逸だからだ。距離によっては単焦点レンズとはいえレンズの繰り出し量が少しきになることもあるのだけれど、標準レンズとマクロレンズを一つにまとめられれば荷物は相当軽くなる。
マクロレンズを使うと、小人になった気分になる。肉眼では確認できなかった世界がファインダーの中に広がっていく。まるで宇宙のようだ。三メートル範囲内で百枚以上は撮れそうな勢い。世界をマクロな視点で分析していくと、ナイスショットが無限に見つかることに気づく。この感覚は、他のレンズを使った時にも役立つエッセンスになる。普段見逃しがちな、この世界の片隅に。愛を見つけて。