加地ちゃん先生の blog

加地ちゃん先生の、日々の活動について語りつくしていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

「アコースティックな空間にて」

おはようございます。月曜日の朝です。 この書き出しは久しぶりな気がするなぁ。長いトンネルの中にいたような、不思議な感覚。気になる事があると完全に探求してしまわないと気が済まない人なのです。 昨日一区切りついたので、やっと模型の仕事を再開でき…

「小さな宇宙と、大きな未来と」

マクロレンズを常用している。 カフェでテーブルフォトを撮るのにも有効な上、ポートレートレンズとしてもとても秀逸だからだ。距離によっては単焦点レンズとはいえレンズの繰り出し量が少しきになることもあるのだけれど、標準レンズとマクロレンズを一つに…

「夢を、わすれないで」

全く子供染みた行為だと思ったのだけれど、たぶん近日中に発売となるX-Pro3を今すぐ買わないで耐える(笑)必要があると思い、CMが流れ始めてから毎日のように頭に浮かぶあのゲームをプレイするため、遂に任天堂Switch liteを決済した。大げさであるかもしれ…

「レンズは語る」

「うちは外国の方がよく来られるので、お名前をお伺いしているんですよ」 顔立ちの整った綺麗なお姉さんはそういうと、手慣れた手つきでメニューを作り上げた。おととい発売になったばかりという新メニューを頼んでいた。普段は昭和レトロな雰囲気や、古民家…

「いつかきた路」

世の中の速度は少し僕には速すぎて、一杯一杯になることがある。11年前に初めてiPhoneを手に入れたとき、電車の中で画面を見るのが恥ずかしいくらい殆どの人が持っていなかった。 今はどうだろうか。スマートフォンはiPhone以外にもたくさん発売され、スマー…

「宇宙の翼」

あの薄紫の宇宙の向こうに、必ず理想の場所があるはず。いまは気流に乱されて瞑想することもあるかもしれないのだけれど、ゴールをできるだけリアルにイメージし続ける、していられることが何よりも大事な気がする。 自分では気がついていないかもしれないけ…

「四十年前の」

「すみません、ちょっとお尋ねしたいのですが」ある日の朝のこと、僕はそのおじさん(自分もおじさんだが)に話しかけた。ここに四十年ぶりに来たのにはワケがあった。海。海という場所は、僕の小さな頃からの原生の記憶であり、崇高な存在なのだった。 そこ…

「あの日の旅路から」 生まれ変わった光が遠く、あの闇の向こう側から流れていく。 世界はまだ、三十度の夏を脱ぎ捨てられずにいて、僕はそれを空の上から眺めている。 ここにきたのはもう何百回目なのかも思い出せないのだけれど、やはり夜の景色はまた格別…

「あの日の光、キツネの嫁入り」

あの頃の色や音や、風や光が、網膜の奥からそのキオクを蘇らせてくれる。 今日初めて「カメラ」を触った彼の眼がキラキラと輝いている。その光が窓の外から漏れてくる遮光カーテンの隙間から、見える景色と融合していく。 カメラの古い、新しいは、実はそん…

「ふーさんのよる」

ふーさんにきた。ふーさんとは、五日市に流れる八幡川のほとりにある、小さな喫茶店だった。 二十一年も前のことだから、今にして思えば遥か悠久の記憶の彼方のお話になる。 ふーさんではその夜、飛び入り参加的ライブが開かれることになっていて、ギターを…

「駆け抜ける光の調べに」

アコースティックギターの軽快なリズムにのせて、パーカッションとその二つを包み込むようなベースのサウンドがライブハウスを感動の渦に巻き込んでいく。 久しぶりにスイッチが入る。カメラは目の延長線上にあり、僕の瞬きと同調するようにその瞬間々を、確…

「光と月が出逢う場所で」

十三年と言う刻を越えて、再び出会う月と光。 カメラはフィルムからデジタルに変わってしまったのだけれど、それ以外の何もかも、あのころのままだ。 静かな空間に、六本のスチール弦から生まれる感動が響き渡っている。僕はX100Fの光学式ファインダーにただ…

「光の中で、みえてきたもの」

ファインダーの中で、世界が一つに結像していく。朝陽の中で、まだ眠たそうに彼女が毛並みを揃えている。 僕はその後ろにしゃがみ込んで、ピントリングを操作して世界を一つの「絵に」していく。 オートフォーカスを普段使わなくなったのは、簡単な理由だっ…

「あの頃の、光と、感動と」

黒い自転車の前かごの中で、ナショナルのトランジスタが朝の番組を流している。小さなスピーカーから流れる掠れたような音は、まだ誰もいないこの、埋め立て地の広い路を静かに流れていく。 やっと補助輪なしで乗れるようになったのはほんの数年前のことなの…

「あの陽の、願いの中で」

釣り場で仲良しになったMちゃんは、これまでの人生の中で最も最強な釣り人だった。 いつものWダムの上流に夕まずめに降りた。ここはいわゆる「藪漕ぎ」をしながら頑張って降りていかないと釣りができない反面、季節と時間帯、ルアーを間違えなければ圧倒的な…

9フィートのカヤックのキールが、沈みかけた夕陽をバックにその紅を映した水面を切り裂きながら滑っていく。今日の釣果は全くダメだったが、この美しい景色を見る為に浮かんだのだと思えば納得できるくらいに美しかった。 ヒグラシの声を遠い山に聴きながら…

あの日、確かに僕らは光を追い求めていた。

あの岬を回ればいつもの岩盤の壁だった。その隙間が逆ブイの字に割れていて、あいつは大概そこで、休んでいる。 断崖絶壁であるということは、その下の水深は相当あるということだった。昔、潜水士の免許を持った友人がアクアラングをつけて潜ったら、何本も…

雨と、空と、川と、そこにある幸せと。

静かな川面に宇宙の青が映り、流れ行く雲はまるでスローモーションのように世界を旅している。 目の前には少しお休みしているストックさんのミステリーベイトが静かに浮かんでいて、そのABS製のウイングを表面張力で水面に休ませている。 山間部の川にやって…

日々の世界に思うこと。

世界の加速度は速すぎて、 僕の周りを風のように追い越していく。 その風は僕の見つめたい方向とは少し違った場所に向かっているように見えて、ほんの少しだけ寂しい気持ちになることもある。 長い間、釣りを辞めていたら、世界の流れがほんの少し変わって来…

Eye's of a Lure..

はてなブログ始めました。

Lure is living.. こんにちは、加地工房です。今日からブログを開設しました。 これからは、こちらからも色々配信していきます。お楽しみに。