加地ちゃん先生の blog

加地ちゃん先生の、日々の活動について語りつくしていきます。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「宇宙の翼」

あの薄紫の宇宙の向こうに、必ず理想の場所があるはず。いまは気流に乱されて瞑想することもあるかもしれないのだけれど、ゴールをできるだけリアルにイメージし続ける、していられることが何よりも大事な気がする。 自分では気がついていないかもしれないけ…

「四十年前の」

「すみません、ちょっとお尋ねしたいのですが」ある日の朝のこと、僕はそのおじさん(自分もおじさんだが)に話しかけた。ここに四十年ぶりに来たのにはワケがあった。海。海という場所は、僕の小さな頃からの原生の記憶であり、崇高な存在なのだった。 そこ…

「あの日の旅路から」 生まれ変わった光が遠く、あの闇の向こう側から流れていく。 世界はまだ、三十度の夏を脱ぎ捨てられずにいて、僕はそれを空の上から眺めている。 ここにきたのはもう何百回目なのかも思い出せないのだけれど、やはり夜の景色はまた格別…

「あの日の光、キツネの嫁入り」

あの頃の色や音や、風や光が、網膜の奥からそのキオクを蘇らせてくれる。 今日初めて「カメラ」を触った彼の眼がキラキラと輝いている。その光が窓の外から漏れてくる遮光カーテンの隙間から、見える景色と融合していく。 カメラの古い、新しいは、実はそん…

「ふーさんのよる」

ふーさんにきた。ふーさんとは、五日市に流れる八幡川のほとりにある、小さな喫茶店だった。 二十一年も前のことだから、今にして思えば遥か悠久の記憶の彼方のお話になる。 ふーさんではその夜、飛び入り参加的ライブが開かれることになっていて、ギターを…